松乃井酒造場 初呑み切り 参加してきました♪
2015/7/24
十日町の地元酒蔵【松乃井酒造場】の初呑み切りにお声がけいただき、参加させてもらってきました!
初呑み切りとは、酒蔵が冬に仕込んでタンクに貯蔵していたお酒の【呑み口】を切り、熟成具合を確認するという、酒蔵にとっては非常に大切な行事です。
当日は新潟県醸造試験場の先生もお越しになり、蔵のタンクのお酒をすべてチェックされたそうです。
クロステンも地元の酒販店さんの仲間に加えていただき、熟成具合などをチェックするという、貴重な体験をさせていただきました。
やり方はといえば、ズラリと並んだ28種類のお酒を順次テイスティングしていき、熟度、酒質、火落菌の有無についてチェックしていきます。
が、これが非常に難しい!!
火落菌については、もしこの菌が増殖していれば酒は白濁しており、これは素人でもわかります。
もちろん、松乃井に火落菌の心配は無し。
問題は、【熟度】です。
この初呑み切りという行事でチェックするのは、この【熟度】です。
お酒は搾ってから、ある程度の時間をかけてじっくりと味わいが増していきます。
ここで熟度をチェックして、より適切な出荷の時期や順番を決めていくのだそうです。
ここでチェックするのは、各酒の現時点での熟成度の具合、との事なのですが、何せこれは繊細な感覚の世界のようです。香りが強いとか、甘口辛口とか、そういった酒ごとの特徴を評価するのではなく、それぞれの現時点での【熟度】を1点(若い)→5点(過熟)で評価してくださいと・・・
自分自身の中に、はっきりとした基準がないので、数値で評価と言われても、非常に難しく、正直言って後半にはもう何が何やら????でした。
例えば普通酒だけでも7本のタンクから取り出されたものが並んでいます。
実際には同じ米、同じ造り、火入れの日も1日しか変わらないものです。
これらをテイスティングして、【熟度】についてを5段階評価するなど、もう至難の業です。
これをそれぞれ識別し、酒造りのプロである酒蔵の杜氏さんなどに出荷の順番などを指導する、新潟県醸造試験場の先生は本当にすごいと思いました。
【初呑み切り】に参加させてもらって、熟度を測る、という部分では全く何の力になれなかったと思いますが、一点確認できたことがあります!
やはり松乃井はウマい!!という事でした。