友好都市フェア ~指宿市と総社市について~
2013/6/21
今回の友好都市フェアでは鹿児島県指宿市と岡山県総社市という二つの友好都市について特集しました。十日町市と指宿市、総社市との関係を少しご紹介いたします。
指宿市は鹿児島県薩摩半島の南端にある人口43000人ほどの市です。その温暖な気候から【日本のハワイ】を自称していて、指宿温泉などで知られる観光の街です。
その指宿市と十日町市の関係は、平成6年、第45回十日町雪まつりから始まりました。
この前年に十日町雪まつり実行委員会が札幌雪まつりに招待された際に指宿市と同席し、
田原迫要指宿市観光協会長(後に市長)から指宿温泉祭りに招待されたことが交流のきっかけでした。
毎年雪まつりには指宿菜の花レディーが当市を訪れ、当市からも毎年指宿温泉祭に参加しています。
また、平成24年2月18日に災害時等相互応援協定を締結しました。
お互いの観光親善大使である、十日町きもの女王と指宿菜の花レディーの交流が都市間交流の中心です。
総社市は岡山県中南部にある人口66000人ほどの市です。かつて吉備の国の中心地として栄え、古墳なども多く現存しています。また、桃太郎のモデルといわれる吉備津彦命と鬼神・温羅(ウラ)の伝説が古来より残っていて、温羅の居城「鬼ノ城(きのじょう)」跡があるそうです。画聖・雪舟の生誕の地でもあります。
その総社市と十日町市の関係は、平成8年5月、当時の岡山県山手村(現在は合併して総社市)で開催された「第3回大井田氏サミット」を契機として交流が始まりました。「大井田氏サミット」とは、中条地区に本拠のあった大井田氏が、南朝方の新田義貞らとともに、京の都に攻め入らんとする北朝方足利尊氏軍を撃退するため備中福山城に籠城し、3日3晩死闘を繰り広げた「福山合戦」から660年を記念して全国の大井田氏の関係者が集まり、先祖や戦死した両軍の慰霊や世界平和を願う目的の式典で10年に1回行われます。今年は5回目の開催に当たる年で、先般6月8日、9日に当市大井田城跡などで開催されました。
また、この歴史的な背景(繋がり)を、今を生きる子ども達にも広く伝えたいと考えたサミットの
関係者が協力し、平成9年から、互いの地域で互いの歴史文化を学ぶホームスティ交流が行われています。
こちらは歴史がきっかけとなり、地域同士の交流が中心となっています。
どちらの自治体とも継続的な友好関係を維持し、お互いに人や品物、文化の交流ができているというのは、とても素晴らしい事ではないでしょうか。
私達クロステンも道の駅として、地域の交流事業の一端を担うものとして、このような他地域との連携はとても勉強になります。普段は見ることのできないような商品に出会う事が出来ますし、他地域の商品やそれにまつわる思いなどを聞きながら商品展開をしていくことで、自分たちの地域の商品の再発見する事も出来ました。
また、クロステンにお立ち寄り下さるお客様にも普段とはちょっと異なる展開をお見せする事ができて、楽しんで頂けているのではないでしょうか。
今回の友好都市フェアは残す期間もあと半分です。
十日町・クロステンにお立ち寄りの際には是非ご覧ください。